星のない夜に君を想う

 


君が私のアイドルになってから初めての春が来ました。君が暖かな光に包まれて今日という日を過ごせることを願っています。

 

思えば私が君を知ったのは、去年のちょうどこの時期にカムバしたときでした。
君のことを何も知らずに無彩色だった私の世界が、Dangerousのサムネイルを見て、曲を聴いて、MVを見て、可愛い見た目とは裏腹に力強く歌ってしなやかに踊る君を見て、七色に変わりました。本当に、ありがとう。

それから私はTEMPESTを好きになって、これまで知らなかったたくさんのことを経験しました。
T-OURで気の置けない友人と一緒に連番する楽しさを知って、4集で0時までコンセプトフォトを待機する楽しさを知って、インガで誰よりも大きな声で掛け声をする楽しさを知って、Kstyle Partyで掛け声の大きさに驚く君を見て本当の愛しさを知って、コラボカフェで君の声を聞きながら君の選んだものを食べる嬉しさを知って、日本デビューショーケースで君が繋いでくれた大切な友情が私の周りに溢れていることを知って。たくさんのことを教えてくれて、ありがとう。

 

源氏物語の中に、とても素晴らしい君の傍にいることができる自分のことまで大切に思えてくる、という言葉が出てきますが、本当に、その通りだからね。君がいてくれたから私自身のことも、まだ大切には思えないけれど、少し大切に扱ってもいいのかなと、思えるようになりました。こんな前向きな気持ちにしてくれて、ありがとう。

その分だけ、あるいはそれ以上に、君を照らす光を見つめながら、君が君のことを大切に思ってくれていると嬉しいな。
バブルで毎日のように君から送られてくる、「ご飯食べた?」「風邪ひかないで」「愛してる」が、君から君自身にも向けられていてほしい。君は大切な存在だから、誰よりも君自身を大切にして、自分を愛してほしい。誰よりも。

 

君がデビューしたときから私はTEMPESTを知っていたのに、私のすぐ側にいた星たちががとっても明るくて、見つけるのが遅くなってしまいました。ごめんね。

まだ君と見ていないたくさんの景色があって、君と見たいたくさんの景色があって、君に見せたいたくさんの景色があります。君がどんな場所にいても、君がいちばん綺麗に輝くように、暗闇からこっそりと、君を愛してるよ。

 

最後に、お誕生日おめでとう。これからも、私の一等星でいてね。